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心をこめて送りたい
祖母に逢う・・・それ以外で、私が今回どうしても為したかったこと。


それは、

バラバラになった家族の気持ちを「祖母を心をこめて送る」という方向に束ねる

ということだった。
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我が家の家族構成は、父、母、私、弟。

両親は離婚して5年以上がたつ。私が生まれる前からの確執があったが、父と母の心が完全にバラバラになったのは、10年ほど前・・・母方の祖母(母の母)の不幸の時だった。父は母の実家には行かないという不義理を意地で通していたのだが、それを葬儀でも貫き通したのだ。通夜・告別式にて親族席の前の方が1席あいたまま・・・周囲からはなぜ居ないのかという話が何度も聞こえ、母は通夜ぶるまいの時にいよいよ泣きやまなくなった。結局私が公衆電話(時代を感じるなぁ)で父と1時間以上の長電話をし、渋る父をなんとか斎場まで連れてくることに成功した。両親が逢ったとたん「俺は行かねえって言っただろう!なんで我慢できないんだ!!」から始まる夫婦喧嘩に胸は苦しくなったが、その喧嘩のあと、母はぴたりと泣きやんだ。「私ではだめなんだ・・・あんな人でも父でないと母の涙は止められないんだ」と痛感した瞬間だった。

弟はもともと父のことが大嫌いで、父も弟が小さい時は「お前は橋の下で拾ってきた」だなんて言ったりして、好きじゃない光線を出しまくっていた。性格は2人、そっくり。だが弟は父を反面教師にして自分は人格者に育ったと思い込んでいる節がある。
祖母の葬儀後どんどん溝が深くなり、最終的には父の浮気が引き金となり両親は離婚。その時に父と弟は「男の約束」なるものを交わした、らしい。その内容は、弟が母を守っていく、というものだった。
が、弟は暴走。若さから、と言えば聞こえはいいが・・・。母が旧姓に戻ると思い込んだ弟は、母と一緒に旧姓に戻ると言い出した(が、結局母は旧姓に戻らなかった)。父の籍から除籍し、母の籍に入ると言い出した。私はその話を聞いた時に、もう成人している子供が何を言ってるの?と仰け反り返った。
いくら母を守れと言ったとはいえ、父は父自身を捨てろと言ったわけではない。将来結婚でもすれば籍は勝手に抜ける・・・なぜそれを早める必要がある?と家族全員がそう思った。が、父と似て自分が曲がっていても意地は通したい弟、ここで父と断絶状態になってしまう。
結局籍は抜いていないし、弟は自分の発想が間違いであることは認めた。が、それでも父の所へは足が向かず、すべてを人づてで聞かされる父はどんどん固く心を閉ざしていった。
その後、弟は再就職のため、父との「母を守る」という約束も反故にして、母を1人置いて関東へ移ったのだった。一緒に暮らすつもりで大きめの賃貸物件に移った母が色々悩んだのは言うまでもない(現在は仕送りで生活レベルを落とさないようにしている)。

前置きが長くなったが・・・そんな具合で、家族の誰ともつながっているのは私しかいない、という状況。いつかすれ違いを解消すべく動かなければ、と思っていた矢先の祖母の話だった。

最初、父は私が母と弟に祖母の話をすることすら嫌がった。私とミニラだけ逢えればいい・・・そう意地を張った。が、私は父の意地を折り(ちゃんと了承を得た)、母と弟に連絡。母は「30年もおかあさんと呼んだ人だもの、できることをしたい、お見舞いに行きたい」とすぐ言った。弟は過去の確執がどうだの父の連絡先を紛失しただのごにょごにょ言っていたが、それでもすぐ実家に電話をして動いてくれた。・・・私は、それは祖母への気持ちだと解釈する。父からは「ばあさんはあいつ(母のこと)に逢いたくないと言っている」と聞かされていたが、祖母に直接聞いたところ「なんも、来てくれるならうれしいよ・・・」と目を細め、父に「私はうれしい、あんたはもう意地をはるな」と告げたのだった。

先が長くないとわかっている人にできること・・・何が大切か?それは、体裁でも何でもなくて、やはり気持ちだと思うのだ・・・。送りたい、その気持ちを大切にしたい、生きている人の意地は旅立つ人の前では些細なものだ。そんな事を夜中まで、父と腹を割り膝を詰めて話し合った。
過去を正せと言っているわけではない。やり直せと言っているわけではない。これから先、祖母のために何ができるか・・・それを最優先に考えてほしかった。その結果、最終的に父が折れた。母が祖母を見舞うことを容認し、弟を受け入れる心の準備を始めたようだった。意地の張り合い、私が意地を通したといえばそれまでだが・・・。
弟の話をしている最中、父に「じゃあ聞くが、もしお前がミニラに『私はお父さんの所へ行きます、さようなら』と言われたらどうする」と聞かれ、「話し合うよ」と即答した。ここで父絶句。「お前はすごいな・・・俺にはできねえ」。別にすごいんじゃなく、後悔するのが嫌なだけなのだが、その場で心が意地により硬化する性分の父にはすごい人に見えたらしい。この受け答えから、父は私の言葉をすっと受け入れてくれた。
父は最後に「そこまで考えてもらって・・・ありがたいことだなぁ。でも、全部抱えることはないんだよ。全部抱えたら、辛いぞ。投げてもいいんだぞ」と言った。ここの投げるは捨てると同意。捨てられるもんか。どういう形でも家族に変わりはないのだから・・・。

祖母と母を逢わせることもできた。母に逢った祖母はそれはそれはうれしそうで・・・いつもより饒舌に昔を懐かしんで話をし、「また休みの日に来てね」と母にせがんでいた。よかった・・・2人を逢わせることができただけでも、肩の荷が下りたというものだ。母は、「おばあちゃんが亡くなるまで、あづまの分もできることをするからね」と言ってくれた。

後は弟・・・9月中旬に帰るという。どうか意地ばかりを通さないでほしい。いまは祖母のことを第一に考えてほしい・・・。そして、一目でも祖母が弟を見ることができますように。


別に私が素晴らしい人なんじゃなくて、たまたま今回は繋ぐ役回りが私だった。私の選択が正しいか間違っているかなんてわからない。私は自分が信じたことを周囲に伝えるだけである。

心をこめて、送りたい。


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【2008/08/26 06:54】 家族のこと | TB(0) | CM(4) |
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comments
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とてもしっかりと
やるべきことをわかってるあづまさん。
人の心を動かすのは
一番大変なことです。
お祖母さんも
また家族仲良くなってほしいと思っているような気がします。
今がそのタイミングなのかしらi-260
離れていても、想い合える関係になっていきそうですねi-228

私も、橋の下で拾われたi-232ので
父のことが
好きではありませんでした。
早く早く家を出たいと思ってました。
娘が生まれて
やっと分かり合えるようになりましたが・・
どんな親でも自分のルーツですから
大切にしたいですよねi-264

お姉ちゃん、弟さんのことも
もう一頑張りi-184
きっと会えるでしょう☆
【2008/08/26 09:56】 URL | 横須賀万歳! #4yLSmPWY[ Edit] |
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こんにちは^^

お婆様が異界に旅立たれる前のお土産下のように感じてしまいました。
バラバラになってしまっていたあづまさんのご家族を
もう一度引き合わすとという・・。

私の実家も、
母と祖母の嫁姑問題や
家族間の問題・・・
親戚との確執・・
いつもいざこざの絶えない家庭だったんですよ。
「殺すぞ!」「死んでやる!」なんて言葉は、
私の子供のころには日常茶飯事の言葉でした。
今考えると、壮絶な生活環境の中で生きながらえて
きたもんだなぁ~と、我ながら感心します。
私の長兄は、あづまさんと同じように
いつも両親の調停役をさせられていました。
どうしても長子の役割になってしまうんでしょうね・・。

死を目前に控えたお婆様の話を聞かれたお母様が、
過去のことは全て水に流して
”お世話するよ!”とおっしゃられたこと、
そして、お婆様がお母様に答えて
喜んでお母様を迎えられたこと、
いざとなったときの女性の芯の強さを感じました。
うちの祖母は中風で7年間寝たきりだったのですが、
自宅で世話をすると腹を決めたとたんに、
あれだけ虐められていた祖母の世話を
ほとんど完璧にやりとげた母をみて「すごいなぁ~」って思いましたが、
あづまさんのお母様とお婆様にも
そのときの私の母の強さと同じものを見た気がしました。
その点、男性は、見栄や信念や観念に縛られて、
不自由な種ですね。


以前からあづまさんがブログでも書かれていた「家族」。
もう一度見つめ直して、組み立て直す日がきたのか・・って感じています。

肺がんは、辛い病気なので
これから襲うだろうお婆様の痛みが少しでも和らいでいくようにお祈りしています。

【2008/08/26 11:34】 URL | kayahime #-[ Edit] |
--素晴らしいと思います。--
あづまちゃんは立派だよ!

おばあちゃん、嬉しいと思うな!

我が家も、母は父が亡くなってから、父の兄弟から家を追い出され・・・
父の母(父の義母になる人)が母さんとは合わないから出て行って欲しい・・・ってね。

その後、間もなく母は癌になってね・・・
母の思いは何も考えてあげられなかった。

それに比べ、あづまちゃんは本当に立派だよ!
弟君が婆ちゃんに会えますように!
【2008/08/26 21:41】 URL | ひろはる母ちゃん #-[ Edit] |
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横須賀万歳!さん >
いやぁ、そんな素晴らしいものではありませんよ・・・。
人の心を動かそうという考えそのものが傲慢なのではないか、そう思うことも多いです。
それでも誰もが自分の信じた道を進むほかないのだろうな・・・と思うので、いろいろジタバタしちゃうわけですが。

ルーツを理解するって・・・本当に難しいことですね。


kayahimeさん >
kayahimeさんのお兄様の調停はうまくいっていましたか?
詳しいことはこの後の記事に書きますが・・・今回の調停、玉砕しました。

バラバラになった家族を繋ぐのは並大抵のことじゃないのですね~。

それでも、祖母には苦しまない道が続いていることを祈るばかりです。


ひろはる母ちゃんさん >
人の思いを汲むというのは本当に難しいことですよね。
あっちを立てればこっちが立たない、ということも多いし。

でも、母ちゃんさんがお母様を大切にしていた気持はきっと届いていると思いますよ。
【2008/08/27 21:44】 URL | あづま #mPzXc2zk[ Edit] |
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